1932年3月 日本の3倍の広大な地に新しい国を作るという壮大な計画だった。
建国の目的は満洲を日本の総力戦準備の為の軍需資源の供給地とし対ソ戦に備えた戦略基地とすることだった。
当時の日本は世界恐慌の煽りを受け
深刻な経済不況に陥り特に農産物が不足していた。
そこで農産物の宝庫である満洲に目をつけた。
1933年熱河侵略という軍事行動を起こした事に対する国際的な非難が高まった。その年国際連盟から脱会する。
その為満洲国は国際社会では認められず日本は自ら国際的な孤独の道を選ぶ事になった。