満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

梅宮辰夫の父次郎

7歳の頃梅宮辰夫のお父さん梅宮次郎に命を助けられたお話しです。

次郎は幼い頃から厳しく躾けられ

男の子は強くならなくてはいけないと

父に毎朝裸で頭から冷水を掛けられていた。

3人兄弟の中では我慢強く成績もよかった。

難関の満洲医科大学に入学する。

満洲国が建設され多くの日本人がやって来た。

小児科医が必要とされていた。

ある時5歳と1歳の女の子がやってきた。

チフスだった。

姉さんを助けることができなかった。

その無念さで子供がかかる伝染病の研究をする。

その論文が今でも東京大学に保管してある。

病人を連れ出すのは大変だと往診に精を出し

どんな真夜中でも断わることなく行った。

ある雪の夜hiroは熱と下痢で苦しんだ。

すぐに父の同僚の梅宮先生をよんだ。

疫痢と言う事だった。

適切な処置をしてもらい一命をとりとめた。

感謝しかない。

その後時代に翻弄され梅宮一家も

大変な経験をするお話しはまた後日。