満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

梅宮次郎(梅宮辰夫の父)と柳沢青年の出会い

開元病院に一人の武装解除した青年が

診察にやって来た。

彼は痩せて青白く高熱で胸の痛みを訴え咳もしていた。

次郎は結核と診断。

即入院

そこへロシア兵がやって来てシベリアへ連れて行こうとする。

次郎は「その患者は結核で感染させる可能性があります。動かしては行けません❗️」

と言って危うくシベリア行きを免れる事ができた。

シベリア抑留は戦争による大きな人的被害と

物的損失を補う為の措置だった。

敗戦国であるドイツ等に対しても同じ様に行われた。

シベリアは満洲より更に北で零下40度にもなる

過酷な土地だった。