満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

乗船

いよいよ日本へ帰る船に乗り込む。

水は貴重で食事は海水で炊いたお粥みたいな物だった。

近くにいた男の子がピーナツを固めた飴の板を乗る前に買って食べているのを

羨ましそうに見ていたらhiroのお母さんに「ジロジロみるものではありません!」と叱られた。

 

弱い者から死んでゆく

汽笛が「ボー!」と鳴ると遺体が

看板から下ろされた。