満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

kindle

Amazonより「満洲日記」田原さなえ 電子書籍 ペーパーバックで 読むことが出来る様になりました。

Kindle ペーパーバック版

昨日Kindleのペーパーバック版が Amazonより発売されました。 「満洲日記」田原さなえ著 で出来ます。

ブログを書き終えて

2年前に博多に行って従姉妹にインタビューしたのをボイスレコーダーに入れ その年の11月にブログを立ち上げました。 初めは主人公hiroが生まれて満洲から 引き揚げてくるまでを書くつもりでしたが歴史的背景を調べながら書いていると色々な事に出会って周辺…

日本へ帰って

2週間かけて船は佐世保に着いた。 その後佐賀の親類の家に暫くお世話になった。 祖父が大分の中津で疎開していたので 家族で引越し中津で開業することになる。 祖父はもう大学を退官してお寺にお世話になって娘家族が帰って来るのを心待ちにしていた。 食料…

青酸カリ

引き揚げる家族には青酸カリが渡された。 もし乗船するまでに迷惑を掛ける様な幼子がいたら使う事になる。 hiroはずっと幼い妹をおんぶして下ろした記憶がないと言う。 4歳の妹はいつも泣いていたが 無事両親と1歳4歳10歳13歳17歳の5人は薬を使う事なく乗船…

トイレ

揺れる船で看板まで行って用を足すのは 子供にとって恐ろしい事だった そこでこんな事の為にと母は 砂糖壺を持って来ていた。 そこで用を足す事ができて どんなに安心したかわからない。 女性ならではの機転がいざと言う時役に立つ。

乗船

いよいよ日本へ帰る船に乗り込む。 水は貴重で食事は海水で炊いたお粥みたいな物だった。 近くにいた男の子がピーナツを固めた飴の板を乗る前に買って食べているのを 羨ましそうに見ていたらhiroのお母さんに「ジロジロみるものではありません!」と叱られた…

葫蘆島へ向かう

いよいよ葫蘆島から出る船に乗るため の準備がが始まった。 着物は欲しい方にあげた。 卵を沢山茹でて知り合いに持ってもらったが最後は別れ別れになって hiroの家族の口には入らなかった。 入院患者を連れて行くので 幸い屋根のある貨車に乗り込む事ができ…