2024-01-01から1年間の記事一覧
揺れる船で看板まで行って用を足すのは 子供にとって恐ろしい事だった そこでこんな事の為にと母は 砂糖壺を持って来ていた。 そこで用を足す事ができて どんなに安心したかわからない。 女性ならではの機転がいざと言う時役に立つ。
いよいよ日本へ帰る船に乗り込む。 水は貴重で食事は海水で炊いたお粥みたいな物だった。 近くにいた男の子がピーナツを固めた飴の板を乗る前に買って食べているのを 羨ましそうに見ていたらhiroのお母さんに「ジロジロみるものではありません!」と叱られた…
いよいよ葫蘆島から出る船に乗るため の準備がが始まった。 着物は欲しい方にあげた。 卵を沢山茹でて知り合いに持ってもらったが最後は別れ別れになって hiroの家族の口には入らなかった。 入院患者を連れて行くので 幸い屋根のある貨車に乗り込む事ができ…