満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

トイレ

揺れる船で看板まで行って用を足すのは 子供にとって恐ろしい事だった そこでこんな事の為にと母は 砂糖壺を持って来ていた。 そこで用を足す事ができて どんなに安心したかわからない。 女性ならではの機転がいざと言う時役に立つ。

乗船

いよいよ日本へ帰る船に乗り込む。 水は貴重で食事は海水で炊いたお粥みたいな物だった。 近くにいた男の子がピーナツを固めた飴の板を乗る前に買って食べているのを 羨ましそうに見ていたらhiroのお母さんに「ジロジロみるものではありません!」と叱られた…