満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

ロシア兵との生活 その2

姉は満洲に来た時から結核で寝たり起きたり

の生活だった。

ロシア兵のペテロとキャピタンがチョーカーを履いたまま自分達の部屋に入ってくるので

押し入れに寝ていた。

ある日2人は楽しそうにアコーディオンを弾きながらウォッカを飲んでいた。

酔った勢いでキャピタンが押し入れに銃を向けた。

ペテロが慌てて銃をとりあげ助かった。

その後姉の姿が見えないと思っていた

後で知ったが近所の青果店の2階が空いているからとそこで療養していたらしい。