満洲日記

今年88歳になる従姉妹の満洲で生まれ引き揚げて来るまでの記録です。

ロシア兵達との生活 ①

兵隊達は遊ぶ事がなく退屈していた

1階には子供がいると言う事で丁度良い遊び相手だと降りて来てはジャンケン✊ゲームをした。5度目の勝負という遊びだった。

「アジン ドァー ドゥリー チェトリー

ピアーチェ セスティ」

と言って遊んだ。

2階の兵隊達は囚人兵で腕に刺青をしていた。

まだ小学生だったがこの頃から刺青というものを知っていた。

夜おやすみの挨拶は🌙

「スパノイノイノーチェ」と言って2階に上がっていた。

八路軍の時と違って

食事の時は近くのクラブに取りに行く。

ロシア語で「鍋🫕とお皿貸して下さい」

と言ってスープと黒パンを持って帰って来た。

自分達日本人の食事は白米とジャガイモ🥔を蒸してミルクやバターをかけて食べた。

ソーセージがとても美味しかった。

後に満洲にいた人の話しに出て来るほど

美味しかった。

1階にペテロとキャピタンというお目付け役がいるし悪い事は起こらなかった。

お母さんもhiroもロシア人の様な容貌をしているし親戚の子供と接している様な感覚だったのかもしれない。

この2人のロシア人とhiroは写真館に行きhiroをはさんで写真を撮ってもらったらしい。

残念ながら引き揚げのとき没収。