1931年9月18日中国東北部奉天近くで南満洲鉄道の線路が爆発され満州事変のきっかけとなる。
奉天の町は城内と呼ばれる城壁に囲まれ旧市街地を中心に城壁を囲むように中国人が住む新市街地が広がっていた。
大通りは香港上海銀行やニューヨークナショナルシティバンクなどの外資系のビルが立ち並び一見西洋の町の様だった。
その外側に満鉄付属地があった。
治外法権の地域だった。
城内には行ってはいけない所になっていた。
そこに行った当時好奇心旺盛な子供だった男性が書いた手記があった。
寒い冬は零下30℃という日もあるという地域
何か黒ものがゴロゴロあると見たら
凍りついた死体だった。
また生首が見せしめのためずらりと
吊り下げられているのをみて
慌てて走って帰った様子が書かれていて
一歩足を踏み入れたら凄い所だったんだ
とぞっとした。